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暮しの記憶~クラシノキオク~

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2009年 12月 11日

日々

身近な人間の死に触れたときというのは、生について考える機会にもなる。
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祖父が入院し、他界するまでここ10日ほどあまり、バタバタと過ごしていた。

はい、ここで手を合わせて、拝んで・・・言われるがままにそんなことを何度繰り返しただろう。
そういうお決まりの儀式には、残念ながら自分の亡き人に捧げる気持ちを
はさみこむ余地などまるでなかった。

入院中の病院の中でも、葬儀までの一連のセレモニーの中でも
世の中の流れからかけ離れた非現実的な時間を感じた。
自分やそのまわりにどんなことが起こっても、世の中はそんなことはおかまいなしに
どんどんまわり続けていくのだろう。

さみしくはあるけれど、長生きして旅立っていったので、深刻な悲しさは全然ない。

死、生、自分、他人・・・
いろいろなことが頭の中をぐるぐるまわる。
日々の忙しさにまぎれて、忘れてしまっていた大切なことがぐるぐると。
なんの答えもでないだろうけれど、これからゆっくりと思いをめぐらせたい。
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by anemonexs | 2009-12-11 21:38 | 暮らし


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