2010年 04月 07日

結婚式

『祝婚歌』  吉野 弘

二人が睦まじくいるためには
愚かでいるほうがいい
立派すぎないほうがいい
立派すぎることは
長持ちしないことだと気付いているほうがいい
完璧をめざさないほうがいい
完璧なんて不自然なことだと
うそぶいているほうがいい
二人のうちどちらかが
ふざけているほうがいい
ずっこけているほうがいい
互いに非難することがあっても
非難できる資格が自分にあったかどうか
あとで疑わしくなるほうがいい
正しいことを言うときは
少しひかえめにするほうがいい
正しいことを言うときは
相手を傷つけやすいものだと
気付いているほうがいい
立派でありたいとか
正しくありたいとかいう
無理な緊張には
色目を使わず
ゆったり ゆたかに
光を浴びているほうがいい
健康で 風に吹かれながら
生きていることのなつかしさに
ふと胸が熱くなる
そんな日があってもいい
そして
なぜ胸が熱くなるのか
黙っていても
二人にはわかるのであってほしい
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大事な友達の結婚式。
結婚ってなんだろうか・・・私はいまだに全くわからないけれど、
たまたま図書館で借りた詩集にのっていた吉野弘の『祝婚歌』を
プレゼントに添えた。

私は、これからも、二人がこうして並んで歩いている姿を
後ろからニヤニヤしながら見守っていこう。
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by anemonexs | 2010-04-07 23:02


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